木成りの家とは
「木成りの家」とは、木組みの家のエッセンスを取り入れながら、より手が届きやすい価格帯を実現した住まいです。
構造体加工の大部分を機械プレカットすることによりコストダウンを図りながらも、大切な部分は職人の手仕事や自然素材で仕上げた本質重視のスタンダードスタイルです。
在来工法とは、戦後生まれの近代的な木軸工法です。焼け野原になった日本の復興に向けて、木造住宅を量産するために考えられた簡便なつくり方によります。当然、伝統工法に比べて耐久性で劣るので積極的にはお薦めしませんが、ご予算やスケジュールなど、さまざまな制約条件を満たすための手段として採用する場合があります。ただし、すべてをプレカット屋さんに任せるのではなく、大工が使用する道産無垢材の適性を一本一本見定めた上でプレカット加工します。
施工事例
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CASE 01
帯広の家1
在来工法に通し貫を採用したハイブリッド構造。内外装にも道産カラマツをふんだんに使っています。(設計:陽建築工房)
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CASE 02
足寄の家1
シンプルで飽きのこないデザインによる普遍性の高いスタンダードハウス。総2階建て36坪。(設計:HOUSE&HOUSE一級建築士事務所)
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CASE 03
足寄の家2
30坪弱の平屋建て。予算や将来的な可変性を考慮して費用対効果の高い住まいを実現。(自社設計)
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CASE 04
足寄の家3
18坪・平屋建てのコンパクトな住宅。面積を小さく抑えることで、質を担保した板張り仕様。(自社設計)
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CASE 05
帯広の家2
市街地でも無垢の木の表情を垣間見せ、内部も土壁などの自然素材に包まれる心地よい空間になっています。(設計:安田建築設計事務所)
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仕様・費用
- 構造材
- 道産無垢材(からまつ・とどまつ・えぞまつ)
- 造作材
- 道産無垢材(針葉樹・広葉樹)、集成材、三層パネル
- 基礎
- 基礎断熱工法
- 屋根
- ガルバリウム鋼板葺き
- 外壁
- 塗り壁、板張り
- 内壁
- 土壁、漆喰、和紙、羽目板、紙クロス
- 床材
- 道産無垢材(針葉樹・広葉樹)、コルクタイル、い草畳
- 天井
- 左官(土・漆喰)、羽目板、紙クロス
- 建具
- 製作建具
- 窓
- 木製サッシ、樹脂サッシ
- 塗装
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外部:無塗装、木酢液
内部:米ぬかオイル、蜜蝋ワックス
- 断熱
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基礎:ビーズ法ポリスチレンフォーム100mm以上
内壁:セルローズファイバー100mm
外壁:ビーズ法ポリスチレンフォーム100mm以上
屋根:ビーズ法ポリスチレンフォーム120mm以上または、セルローズファイバー300mm以上
- 費用の目安
- ・・・90~120万円/坪
- 工期の目安
- ・・・8か月~1年半